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協会のご案内

協会のご紹介

特定非営利活動法人(NPO法人)
長寿社会支援協会(旧香川県老人福祉問題研究会)
まごころケア 高松

〒761-8052 高松市松並町802番地1
TEL 087-865-8001  FAX 087-865-8039

理念

人口の高齢化や少子化が急速に進展する中にあって、住み慣れた地域において在宅での介護・支援を求める高齢者や障害者に対して介護保険制度や支援費制度が創設され、大きな前進をみました。制度的に成熟したように見えても、こうした公的制度の拡充にもかかわらず、制度ではカバーしきれないニーズが地域には数多く存在しており、住みよい地域構築のためには、非営利セクターの担うべき役割が不可欠で、公的制度との両輪で補完する地域住民の助け合い活動が欠かせません。

日本ケアシステム協会の母体である香川県老人福祉問題研究会は介護保険制度がまだ影も形もない昭和57年“「愛・忍耐・技術」を理念に、相互扶助活動を旗揚げました。

すべての人が健やかに暮らせる地域づくりに寄与すること、この理念に賛同する住民らは困りことがあると「お上に陳情」というだけでなく、自らできることを担おうというスタンスです。

この理念は、30年経過して色あせていません。

以来今日まで、ボランティア精神に基づいた助け合い活動として、その時代の必要に応じて地域に根ざしたサービスを開発、提供し続けています。

日本ケアシステム協会の理念 「愛・忍耐・技術」

1.愛

私たちは「愛」によって事業遂行をすることを掲げています。

しかし、その言葉の意味を深く考えたことがあるでしょうか、愛とは何かと問われますと明確な定義をもって応えることができません。愛とはひとつの生命の在り方だと言います。しかし、生命の在り方というものはなかなか分かりません。愛の定義や説明ができないのではサマリヤで働くことすら許されないのかと模索 がつづきます。強いて愛を語ろうとすれば、私の存在(生命の在り方)によって他者へよい影響(愛)を与える姿だと語らざるをえないのです。

「愛は慈悲深い、愛は寛容である、愛は非礼を行わない、愛は自分の利益を求めないで相手の利益を求める」。ひとつひとつの働き(私)について、自分の具体的実践を通して愛(生命の在り方)の発露を積み重ねることにおいてかろうじて指し示すことができるということです。

2.忍耐

私たちは「忍耐」によって事業遂行をすることを掲げています。

忍耐とはヘブライ語で「丁寧に時間をかける」ギリシャ語で「希望に応じる」といい、忍耐の反対語を「短気と怒り」といいます。忍耐とは、相手に希望と喜びをもたらす生命の在り方=愛です。忍耐する職員は見るからに安定感があり傍にいて安心していられます。

忍耐は、訓練によって磨かれ、その人の人格を養います。つまり、人として自ら成長し他者へ活力を与え貢献します。忍耐が身につくと、さまざまな困難や問題 に直面したときにさえ、失望も落胆もせず、すべてのことを静かに見つめられるようになります。筋金入りの強い人間のことです。何者にも動じることなく、たとえ試練に遭遇しても生命の在り方によって解決に向かいます。

忍耐とは、「見守る」と言い換えることもできます。相手を無視したり素道りすることではありません。私たちすべての職員は忍耐を身につけることによって、人の弱さを受け入れ包容力のある品性の高い集団となり、すべてを感謝をもって対応できる法人に成長します。

3.技術

私たちは高い「技術」によって業務遂行することを掲げています。

愛や忍耐の考え方を理解しても、それを具体化するには、机上の概念では絵に描いただけになります。社会福祉に関する幅広い知識(技術)を身につけなければ 質の高い良心的なサービスはできません。職員は、皆、それぞれ部署に適した専門知識が不可欠です。与えられた法人の資源(人的、物的、財)には限りがあり、常に自らを高めなければ全体は高まりません。

永く健全な法人を建て上げるために、法の遵守は基本です。技術(知識の具体的実践)の高い職員が多い組織は、成すべき業務の遂行も適切に行われます。自ら の技術を高めないまま「人手が足りない」と愚痴るのは論外であり、つまらない時間を費やすいとまはありません。それぞれ職員が限られた時間の中身が充実しているか常に自己管理し、有意義で効率的な業務徹底を考察しつづけ、必要によって互いに語り合い、研鑽し続けることを基調としています。

タイムストックへの挑戦 ミネルヴァ書房出版 兼間道子著参照

日本ケアシステム協会のタイムストックシステム(時間預託)とは、サービスを提供する人たちが、 労働に対する報酬を貰わずに働いた時間数をストック(預託)して、将来自分の必要に 応じてその時間数を実際のサービスで受け取るというシステムで、“互酬”のボランティア精神に基づく助け合い活動です。

このシステムに共鳴してこれまでも多くのボランティアが活動に参加してきましたが、今後とも日本ケアシステム協会のシンボルとして大切にしていきたいと考えています。

福祉啓発と実践活動

<活動内容>
私たちの活動は、政党、宗教、企業の間に特別な偏りをもたないよう配慮しています。

研究開発 有識者、専門家によるチームを組んでの研究・企画・開発事業
啓発普及 活動を広く知ってもらうための啓発事業、他団体との交流も積極的に行う。各方面からの協力を得る。
会報 年4回 季刊発行
老人福祉問題に関する研究調査、実践活動、行事計画報告等、また会員の声を載せて会員は勿論地域住民に参考となるよう企画している。
老人を抱える
家族の会
老人を抱えた家族の方々を中心に話し合ったり、施設研修など老人を取り巻く環境も研究する。
認知症110番 認知症を抱えた家族との電話による悩みの相談
生と死を
考える会
よりよい生と死のために話し合い学習する会
年4回 勉強会を開催
老化予防対策 共通の楽しみを持ち仲間作りを行う部会
ヨーガ、カラオケ、大正琴、アートフラワー、木目込人形
・研修「地域福祉推進員養成セミナー(訪問介護員2級課程)」「ホスピスコース」

在宅福祉支援事業(まごころケアサービス)

介護保険制度が始まる以前から行っている事業で、在宅で介護が必要な高齢者等支援が必要とする方々に対し「愛・忍耐・技術」の理念と「いつでも・どこでも・だれでも」をモットーにまごころサービスを届けています。

まごころケアサービスとは

まごころケア高松は市民が自主的・自発的に発足させた在宅福祉団体です。在宅で介護が必要な高齢者その他支援を必要とする人に対し、「愛・忍耐・技術」の理念と、「いつでも・どこでも・だれでも」のモットーのもと、地域社会を豊かで住みよくするための福祉活動に関する事業を行い、すべての人々が健やかに暮らせる地域社会づくりと福祉の増進に寄与することを目的にしています。

そして、介護保険などの公的制度の枠外の全ての事業を【まごころケアサービス】と総称します。

長年の実績と経験を持ち、きめ細かい暖かい良質のサービスを提供いたします。

まごころケアサービスのしくみ

援助サービスの内容

家事援助サービス 介護援助サービス
買物、調理、掃除、洗濯、話相手、代筆、その他 食事の介助、通院の介助、 シーツの交換、排泄の世話、車椅子の介助、清拭、初歩的リハビリ等

利用料金

《家事援助サービス》 1時間につき 1,050円
《介護援助サービス》 1時間につき 1,050円
時間外・夜間等 1時間につき 1,300円
  • ※サービスの利用はいずれも1回につき2時間以上とします。
  • ※上記の他に交通費実費が加算されます。(1km30円)
  • ※会費 年額3,000円 ※利用登録料 1,000円
【夜間サービス料金】
10時間 8,400円
11時間 9,600円
12時間 10,800円
13時間以上 11,400円
  • ※重度の認知症、統合失調症徘徊等は、2,000円割増料金をいただきます。

いつでも必要なだけまごころをもってお手伝いします

人は皆、お互いに支えあって生きています。

私たちのまわりにはお年寄りや、障害をもつご家族など、日常生活の中で手助けを必要とする方々がおられますが、決して他人事ではありません。このような方々が住み慣れた家で愛情に包まれながら、安心して暮らせるように助け合えたらどんなに素晴らしいことでしょう。

私たちの活動は、援助を求めている人々のお手伝いをすることです。

お困りの時はお気軽にご相談下さい。

わたしたちは、いつもケア・ワーカーを求めています

なぜなら、助けて欲しいというお年寄りが大勢おられても、人手が足りなく応えてあげられないからです。

どんな時代でも、人はみな互いに支えあって生きています。住み慣れた地域で、つながりのある大切な人たちとともに暮らし続けられるように、一人ひとりのニーズに応じたきめ細かいサービスを提供できるよう頑張っています。

地域づくりの拠点となることを目指して、私たちは活動しています。
そして"互酬”のボランティア精神に基づき助け合う為に(時間預託)をし、自分たちの将来に向けて夢を語り合っております。

あなたも、是非ご参加下さい。

提供できる時間だけでいいのです。強制は一切ありません。電話で気軽にお尋ね下さい。みんなで協力すれば、素晴らしい助け合いが実現するのです。

タイムストック(時間預託)システム ケアワーカー養成講座
サービスを提供する人たちが、労働に対する報酬を貰わずに働いた時間数をストック(預託)して、将来自分の必要に応じてその時間数を実際のサービスで受け取るというシステムです。 在宅援助活動の現場でケアワーカーとして必要とされる心構えや、知識技術などを研修するのが目的。よりよいケアの実現と実践活動のできるワーカーの養成をめざします。